夢

２５年前に入院して一年たった頃だったかな？　原因不明の微熱や高熱を繰り返した時期がありました。感染症やいろいろ検査したけれど判らず、自立神経系の問題かな？と片付けられる。一ヶ月ほど続いてかな？　ようやく高熱は治まり微熱になってきたときに夢を見た。

中学生の時に住んでいた家っぽい部屋で寝ていると、ふっと体から抜け出して（魂？意識？わかりません）天井をすり抜けて外に出てました。あーー外だ！夜景だ！と思いながら下を見たら自分が寝てます。寝てる自分と何か紐のようなもので繋がっていて、それを見てなぜか、あっ！と思って、

「はよ戻らんとあかん！　間に合わへん」

と思った瞬間に　するっと？ふゎっと？　自分の体に戻った瞬間、

「間に合った、良かった！」

と、なぜかしら思い（ほっとし）ながら目が覚めました。

所謂、体外離脱、幽体離脱もどきの　夢　です。

高熱、微熱を繰り返し　体力が著しく落ちていたんでしょう。　ベットでずーと過ごしていてベットの子守状態でした。外にも出られなかったのでその思いがこの夢を見させたのかもしれません。

全然、怖くなかったんですが、目が覚めて考えてしまいました。

あーー危機一髪やったなぁ。戻れたんか？　戻ってしもたんか？

そうか・・・・・・。　そうなんや・・・・・。　ここは複雑な心境。

朝起きて、このまま目が覚めんかったらいいのにと願う日もあるのに、やはり心の底ではまだ生きたいんやと思ってるんか自分は？そういうことか？

あのままやったら・・・。あの世やったんかな？　死んでたんかな？　その先は？

それとも　無　やったんかな？　どうなってたんやろ？　・・・・・・。　

と漠然と思考を巡らせたもんです。

あれからーーーーーーーー長～い月日が経ちましたが、あっという間に過ぎたような気もする。