一輪挿しの椿の花
不思議・恐い? 虫の知らせ? のような話が嫌いな方はあっち向いてほい!してくださいね。
父が緊急入院して10日ほど経ったときのことです。
肺炎で小康状態でした。
自宅の自分の 部屋に生けてある一輪挿しの椿の花が落ちたんです。
あ、お父さん・・・。今日、逝ってしまうのか?とおもいました。
その事を家族(母・姉)に言えませんでした。
伝えていれば母も姉も父の最期を見とどけることができたのに・・・
「なんて縁起でもない嫌なことを言う!」と言われるだろうし、信じないだろうと思ったからです。
その晩の夜中に父は様態が急変し独りさみしく逝ってしまいました。
家族は間に合いませんでした。
あれから、十数年経って思う・・・
おとうさん、知らせに来たに違いない。自分は自分の事しか考えず家族に伝えなかった
素直にそう言うことを言えない性格。大事な時に大事な事を言えない(できない)自分。
どうしようもない。
父が亡くなったその日は眠れずに過ごし・・・お葬式が終わったその日、不思議な夢を見ました。
三面鏡の真ん中の鏡の前(なか)で立っている父、鏡の奥(向こう側)へ歩いて行ったかと思えばすぐ左の鏡から出てきて立っている。
それを2、3回くりかえす・・・
私は、思わず、父の背中を押して
「さあ、真っ直ぐ歩いていくんやで・・・。真っ直ぐやで! 迷わんでええんやで・・・
後ろから祈っとくから・・・大丈夫、だいじょうぶ、まっすぐな・・・」 と
こんな親不孝もんが 何か分かったようなことを、えらそうに 言っているではないですか・・・・なんとも不思議な気持ちになりました。
不甲斐ない自分がえらそうに・・・・
何かを伝えたかっただろう父の背中と後姿が胸に突き刺さります。今でも。
救急車で搬送される前に、家に戻れるかな・・・と虚ろに言ったそうです。
入院して、母に伝言を頼みました。
病院にも行けそうになかったので、「こんな親不孝な娘でごめんな。ゆるしてね。親孝行何一つでけんかった」と。
父は頷いていたそうです。(T-T)
車椅子になって、母と姉に対して我侭?を言えなくなってしまった駄目な性格な自分を変えることができず、
その結果、誰にも最期をみとられずに逝ってしまった父。
父は何かを伝えたかったはず、今となっては知る由もありません。
こんな夢をみたのは、自責の念?罪悪感?かもしれない。
怖い 嫌な気分になられた方がおられたらすみません。
ここまで読んでしまった皆様、ごめんなさい。
あやまるぐらいだったら、、、、ブログするな!書くな!ですよね。
ごめんなすって。;^^;