katatumuriのブログ

!カタツムリ そろそろ登れ 富士の山

歌詞

五木ひろし 

 

待っている女

 

作詞:山口洋

作曲:藤本卓也

 

消え残る 街あかり

女は待ってる

肩すぼめ 衿を立て

冷たい ほら風の中

 

頬つたう ひとしずく

女は泣いてる

三日月は 片想い

冷く ほらビルの上

あゝ あの人は来ない

あゝ 恋は終わりか

これきりで このまゝで

落葉が舞うように

淋しげな あの女

あそこで ほら待っている

 

遠ざかる 二人連れ

女は見送る

その先は 曲り角

冷い ほら夜の道

あゝ あの人は何処に

あゝ 夢は散るのか

この胸で この指で

約束したのに…

霧の中 あの女

いつまでも ほら待っている

 

 

 つくづく思うのですよ、ようできた歌詞だ。

山口洋子さん すごい。

 

この女の人は いつまで待っているのだろう?

どんな約束をしたのだろう?

三日月とビル

襟を立てた女がひとり・・・霧のなかで

何を想い なにをまっているのか?

どんな男を待っているのか?

別の女と別れる男を待っているのか?

けりをつけるため 来ないこと(忘れるため)を確かめるため待っているのか?

約束は 三日月とビルと霧の中へと消えていく・・・

そして

女を見ている 自分も 霧のなか なにかを まってる

 

 

映画監督だったら どんな映画のシーンを作りますか? 思い浮かべますか?

自分だったら・・・・と、どんどん広がっていきます。

 

昔の 演歌 は良かったと言えばそれまでだけど・・・

ほんとに 粋な 歌詞があったんですよ。

今は皆無?・・・私が知らないだけかもしれないけれど。

残念。