katatumuriのブログ

!カタツムリ そろそろ登れ 富士の山

おっちゃんのリハビリ姿を・・・

リハビリをしていた時、わたしより障害の重い人はたくさんいたんですが、そのなかでも頭しか動かせない(それも少しだけ)おっちゃんが居ました。顔の神経は動かせるので表情はあります。そのおっちゃんはいつも明るくて頑張ってた。辛いときもあっただろうにいつもニコニコして・・・。リハビリで頭を固定して口に筆を銜えて絵を描いたり詩を書いたりしていました。 書(字)の雰囲気があの相田みつお氏や片岡鶴太郎氏のように 自然に味わい深いもんになるんですね。

おっちゃんの作風は 書(字)絵 の雰囲気が相田みつを氏や片岡鶴太郎氏に似ているのですが、それは自然にそうなるのであって、綺麗な字は書けないのでした。

目の前で懸命にリハビリするおっちゃんの姿を知っている、見ていたせいか、技 テクニック、見せる ための 書 や 絵 にはそれ以来あまり(まったく)感動しなくなった。おっちゃん風な作品に似ているのに限ってですが。まったく個人的な偏見で良い事かどうかわからないけど。

前のエントリーでも書いたけど、相田みつを氏の あの 字 ではなく 普通に書いてたらもっと素直に詩を噛み締められたかもしれないと思う。これは偏見というか、 障碍者の芸術はみな素晴らしい、優れた作品 だと思ってしまう(言わないといけない)傾向にあるのと同じ意識かもしれないです。 ま、ともかくも私は素直じゃないのだわ。(笑)

追加:注意:おっちゃんの作品を先に知っているので後から同じような作風の絵や書をみてもあまり感動しなくなってしまった。それが有名人や優れた芸術家であっても。私にとって、みんなおっちゃん風な・・・になるんです。^^;