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あんずさんの
この記事を読ませていただいで、昔の事を思い出したので記事にしたいと思います。
『 これだから差別が無くならないんじゃないの? 』
差別の問題でもなく、知的障碍者の方の話題でもないのですが、「 性 」ということで、ふと思い出しました。
あんずさん、いきなりお名前だして、リンクも貼らせていただきました。
ごめんちゃいね。
車椅子になりたての頃(この表現おかしい?)同姓がいなくて年下の男子や年配のおじさん達や同年代の男性とばかり話していたら、一部の知らない看護士さんらに嫌な噂を立てられました。 男とばかり話している、おとなしそうな顔して・・・なに色目使っていい気になってんの?みたいな。
こんなこと言われたのは27年生きていて(このときは27歳だった)初めてだったので驚きとショックと、車椅子同士でこんな噂が立つのか!?と変な感心と・・・。
それから気をつけようと思ったけれど・・・同姓がおらんがな!と開き直ってました。(笑)
私がその当時色目を使っていたという自覚は当然ながらありません。そもそも色目って?なんやねんそれ!?って感じです。
でも傍から見たらそう思われる話し方態度なのか?自分は?とショックでした。
後から原因は判ったんですが、要するに嫉妬でした。
車椅子の男子(21歳ぐらい)のなかで今でいうイケメン君がおったのです。看護士さんらの間では人気モンだったようです。
特に仲が良かったというか、よく話していたんですね。その子も姉ちゃんと慕ってくれたもんでした。自分にとって車椅子になって初めての友達・戦友?・同士?みたいな関係でしたね。
でも、そんな噂を立てられて、お互い変に意識して・・・みたいな感じになったりなんかして、なんやねんこの感じって言いあったもんです。(懐・笑)
と・・・その彼に私・・・今考えたらセクハラしてたのか?!(苦笑)と思うことを一度だけしておりました。
同じ頚椎損傷、同じC6、でも彼は左の腕・手・感覚はすべで残っている(奇跡?)動かせたので自立していました。お風呂以外だいたいの事は自分でできました。
彼とはいろんな話をしたんですが、いずれ好きな人もできて彼女もできるよ!みたいなことを話すと、彼がちょっと深刻な顔で好きな人はできても彼女はでけへん・・・車椅子の男なんかと付き合ってくれへん・・・みたいなことをつぶやきました。
そのときは深い意味を考えず、そんなことあらへんよ!みたいなことを返したとおもいます。
その後、同年代の車椅子仲間といろいろ話しをしていたとき、性の話しになったんですね。あーーー苦手な話題になったと思ってあまり話も進まず、途中で退散しました。そそくさと逃げました。(笑)
でも異性は私だけだからいろいろ訊きたかったんだろうと今なら思えます。
今なら、「なんでもきいたるがな、応えたるで! でも、私では役不足やし、人それぞれやし・・・女性代表とおもったらあかんで。。。」とかなんとかぐらい言えますが、その当時の私は無理でした。そんな・・・ことわからんしね。恥ずかしい。
でも、それをきっかけに考えました。この間の彼の発言・・・男同士でいろいろ話たんだろう。と・・・。
そして翌日、彼と話をしていたとき、彼の足に少し触れて 「触った感じワカル?」
と訊くと、わかる、と返ってきたので、そうか・・・。といって離れたんですが。これって、セクハラですかね?(笑)
って、冗談はさておき、
私はそのとき、感覚はあるんや・・・良かった。と思うと同時に複雑な心境になりました。 無いのも虚しい・・・有るのも辛い・・・やろな。ましてや男性やもんね。と、男性の何がわかるねん!!って感じですがね。当時も今も。(苦笑)
アホな自分が居りましたなぁ。溜息。