katatumuriのブログ

!カタツムリ そろそろ登れ 富士の山

『 永遠も半ばを過ぎて 』 著者:中島らも

この小説のなかで出てくる謎の原稿(物語)‘美しい物語’ を読みたいと思った。 この小説自体はコメディっぽい話なんですが、美しく感動する。不思議な感覚です。 

タイトルも美しい。

 

本文から―――――――――

『 孤独というのは妄想だ。孤独という言葉を知ってから人は孤独になったんだ。同じように幸福という言葉を知って初めて人は不幸になったんだ。」「人は自分の心に名前がないことに耐えられないのだ。そして孤独や不幸の看板にすがりつく。私はそんな簡単なのは御免だ。不定形のまま混沌として、名を付けられずにいたい。どうしてもというなら私には一万語くらいの名前が必要だ。』―――――――――――

 

もうこの世にはいなくなってしまった らも さんですが美しき放浪の旅に出かけた んですね..........

 

私にとってテレビで拝見する、けったいならもさんでしたがテレビの らもさん はいつも心を楽にさせてくれました。